Interview02
プラントのすべてを任される。その責任が自分を強くする。
ものづくりの現場で専門を超え、学び続ける。
製造職
製造部 平塚工場
2011年 新卒入社 / S.K
現在の仕事について
現在は当社の平塚工場で、プラント設備の保守・改修・新設といった工務の仕事を担当しています。日常業務の約8割は、既存設備の点検や修繕といった“守っていく仕事”。残りは、新しい設備の設計や建設など、いわゆる“つくる仕事”です。
他の大きな企業では、設計担当、修繕担当など担当が分かれています。ですが、当社の仕事の特徴は、分業ではなく一人が全工程を担うこと。化学的な反応の知識に加え、機械の構造、電気制御、建物の基礎設計まで、幅広い知識が求められます。その分大変な面もありますが、学べることも多いです。
私のような工務担当は工場に1〜2人ほど。少人数だからこそ裁量が大きく、計画の立案から実行まで、自分の判断で進められる点も当社の魅力です。
MGCウッドケムで、働くことを選んだ理由は?
私は大学・大学院で「化学工学」を専攻していました。化学反応を安全かつ効率的に行うための装置やプロセスの設計・運転を学ぶ分野です。当時から、研究室にこもるよりも、社会の中で“ものづくりを動かす側”に興味がありました。
就職活動では、自分の専攻を活かせる化学メーカーやプラントエンジニアリング会社を志望。その中で出会ったのが当社でした。面接を通じて、プラントを建てるようなスケールの大きい仕事ができると感じました。また、グループ会社の安定性も感じて「ここなら安心して働けそうだ」と思えたのが決め手です。
仕事のなかで、やりがいやよろこびを感じる場面は?
印象に残っているのは、清水工場勤務時代に担当した建て替えプロジェクトです。構想段階から完成まで約3年。建物や基礎、配管や電気など、さまざまな場面で社内外の関係者と調整を重ねました。大きな失敗をしてしまったら会社の事業全体にも影響を与えかねない、責任ある仕事でしたが、いろいろな場面で私の考えを尊重してくれたことが嬉しかったです。
現在は平塚工場に勤務していますが、それまでに水島工場と清水工場も経験しており、当社の3つの工場すべてで工務を担当してきました。当社では、幅広い仕事に関わることが根付いていることもあり、工場メンバーだけでなく技術開発部や営業部にも製造のことをわかっている人が多いです。そのため、みんなが“自分ごと”として協力してくれます。みんなと意見を出し合うことで自分のアイデアは磨かれ、よりよい”カタチ”に成長していきます。
「自分の手でつくった設備が動く」その瞬間は、大規模な工事であっても、小さな修繕工事であっても大きな喜びがあります。この仕事は、目に見える“カタチ”として残る。その実感が、何よりのやりがいです。
仕事とプライベートの両立はできている?
設備の仕事はトラブル発生時には夜間呼び出しや休日出勤が必要になることもありますが、たとえ休日出勤しても振替休日がきちんと取れる環境です。修繕や工事の計画は自分で組み立てるので、働き方の自由度も高いと思います。
プライベートでは、二人の娘と過ごす時間が一番の楽しみです。下の子が生まれたときには半年間の育児休業を取得。家族とも相談して「取るべきだ」と思って上司に相談し、快く受け入れてもらえたのはありがたかったです。上の子の時と比べると育児参加できる時間が大幅に増え、妻にも感謝されましたし、「貴重なこの時期を一緒に過ごせてよかった」と心から思いました。
責任ある仕事と家庭との時間。どちらも大事にできる環境が整っていると感じています。
入社を検討されている方に、一言メッセージをお願いします。
私は化学工学を専攻して入社しましたが、実際に働いてみると、化学だけでは成り立たない仕事だと感じます。機械、電気、土木、建築など、さまざまな知識が必要です。専門にとらわれず、 “ものづくり”が好きな好奇心旺盛な人にはぴったりの環境だと思います。自分の手で工場をつくり、設備を動かす。その結果がカタチとして残るのがこの仕事の魅力です。
また当社は、若手にもどんどん任せてくれる会社です。幅広くやりたい人、経験のないことにも挑戦したい人には、きっとやりがいのある環境です。一緒に“ものづくり“を楽しめる仲間を、心からお待ちしています。
SCHEDULE
社員の1日スケジュール
8:30
【朝礼】
当日の工事スケジュールや注意箇所をアナウンスします
9:00
【安全ミーティング】
工事業者さんと一緒に安全ミーティングを行い、工事開始を確認します
10:00
【資料作成・工事進捗確認】
検討中の工事や機器選定のための調査&説明資料を作成
当日工事の進捗状況も業者さんに確認します
12:00
【昼食】
月曜日と水曜日は手作り弁当、それ以外は会社でお弁当を注文しています
13:00
【現地調査立ち合い】
次回工事に向け、設備業者さんに現地で説明
当日工事の完了も確認・検収します
15:00
【社内資料の整理】
次回大型工事に向けて稟議書案を作成
上司と相談しながら内容をブラッシュアップします
17:05
【帰宅】
翌日の工事スケジュールや書類の確認をし、明日に備えてから帰宅をします!