Interview05
“つくる”と“届ける”。両方を経験して見えたこと。
技術も営業も、人と向き合うことから始まる。
営業職
営業本部 化成品大阪営業グループ
2009年 新卒入社 / N.J
現在の仕事について
入社後は8年間、技術開発職として木材用接着剤や塗料の改良、開発やホットメルトなどの新規開発に携わりました。新しい素材の開発や試作、実験データの分析など、ものづくりの基盤を支える仕事です。
その経験を経て、現在は営業職として化成品大阪営業グループに所属。合板工場などの木材メーカーを中心に、木材用接着剤や塗料を提案しています。
お客様の要望を伺い、技術開発部門と連携しながら最適な仕様を検討するのが私の役割です。受注・見積もり・納期管理といった営業の基本業務に加え、製品の性能や使用条件に関する技術的な相談もその場でお答えします。技術開発職時代に培った知識があるからこそ、お客様と専門的な話ができ、「話が早い」「信頼できる」と言っていただけるのが嬉しいですね。
MGCウッドケムで、働くことを選んだ理由は?
学生時代は工学部で有機合成を専攻し、高分子化学を研究していました。扱っていたテーマは接着剤にも近い分野で、分子を結合させ、新しい素材をつくり出す実験に面白さを感じていました。就職活動では、大学で学んだ化学を活かせるメーカーを志望。その中で、MGCウッドケムの製品分野が自分の研究と地続きだと知り、強く惹かれました。
面接では、社員の方々の穏やかで話しやすい雰囲気が印象的でした。「人の距離が近く、風通しのいい会社だ」と感じたことが決め手になりました。福利厚生などの制度もしっかりしており、安心して長く働けると感じたことも、入社の後押しになりました。「自分の専門を活かしながら、信頼できる人たちと働ける」。それが入社の理由です。
仕事のなかで、やりがいやよろこびを感じる場面は?
営業職に就いて間もないころ、ある合板工場への新規提案に挑戦しました。何度も訪問を重ね、現場の課題を技術開発部門と一緒に検証しながら提案を続けました。そして約3年後、ついにMGCウッドケムの接着剤が全面採用に。ローリー車でお客様のタンクに製品を納入した瞬間、「努力が実った」と心から感じました。
この経験を通じて、「信頼は訪問頻度や誠実な対応の積み重ねから生まれる」ことを学びました。お客様から「まめで誠実な対応をしてくれる」と言ってもらえることが、何よりのやりがいです。
もちろん技術開発職時代と今では苦労の種類は異なりますが、関わった製品を「使いやすい」と評価をもらえたときやお客様に喜んでいただけたときの大きな達成感は、ずっと変わりませんね。
仕事とプライベートの両立はできている?
休日は土日祝休みで、オンとオフをしっかり切り替えています。趣味はブラックバス釣りです。兵庫に住んでいるので、淡路島や奈良方面へ釣りに出かけます。自然の中でのんびり過ごすと、頭がすっきりして次の週も頑張ろうと思えます。
また、お客様や社内の仲間とゴルフを楽しむこともあります。仕事抜きで話せるこうした時間が、人間関係をより良くしてくれると感じます。「誠実に働き、しっかり休む」。それが自分らしい働き方ですね。
入社を検討されている方に、一言メッセージをお願いします。
理系出身の方は「研究を続けたい」「専門を活かしたい」と思う人も多いでしょう。私も同じでした。実際に働いてみて感じるのは、研究も営業も、お客様の課題を解決するという点では同じだということ。営業を経験して、技術開発で得た知識が“人に伝える力”に変わった実感があります。
研究室で終わるのではなく、自分のつくったものを自分の足で届ける。その先にある「ありがとう」という言葉が、この仕事の一番の魅力です。
MGCウッドケムは、誠実にお客様と向き合う姿勢を大切にする会社です。専門を活かしたい人も、幅広く挑戦したい人も、きっと自分らしく働けるはずです。
SCHEDULE
社員の1日スケジュール
8:00
【移動】
事務所に出社後、営業車で訪問先へと出発!
大阪営業所は車移動が多いです
10:00
【面談】
訪問先にて担当者との面談を実施
近況確認や製品の価格交渉などを進め、提案も行います
12:00
【昼食】
午後の業務に向けてのリフレッシュになります!
13:00
【現場】
現場に入り、製品の使用状況を確認。必要に応じて技術開発職のメンバーが同行し、現場の課題を把握します
15:30
【移動】
訪問先を出発し、一度事務所へ戻ります
17:00
【帰着】
事務所に戻り、状況を上司へ報告。面談で得た課題や進捗を書類にまとめます
17:35
【退社】
翌日の予定を確認してから帰路につきます